■『第28回 卒園式』の様子です

2004.3.20

さくらぐみのおともだち

そつえんおめでとう

とくはらゆきこ えんちょうせんせい

 さくらぐみのみんなが、げんきでりっぱな6さいのこどもにそだってくれて、とてもうれしいです。4がつからは、いよいよしょうがくせいですね。おめでとう。 
  いろんなことがありました。 さくらぐみのおとまりほいくたのしかったね。とくに、りじちょうせんせいのみちあんないで、「おおこえじトンネル」をとおりぬけ、おおこえじのたかいやまをみんなであるいてこえてきました。それには、よくあるけたなとえんちょうせんせいおどろきましたよ。
 

 ところで、みなさんはおかあさんやおとうさんからどんなものをもらいましたか?「ぼくは、なにももらわなかったよ。」というひともいるかもしれません。でも、だれもがひとつしかもらわなかったものがあります。なにかわかりますか?それは、「いのち」です。おかあさんおとうさんから「いのち」をもらったから、いまのみなさんがあるのです。 うまれたばかりは、ほんとうにこわれてしまいそうなちいさな「いのち」でした。そのちいさなちいさな「いのち」をおかあさんたちは、だいじにだいじにそだててこられたのです。おかあさん、おとうさんだけではありません。おじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさん、おにいさん、おねえさん、ほいくえんのせんせい、つるたのおとなたち、いろんなひとたちが、みなさんの「いのち」をだいじにだいじにまもってきたんだということを、ぜひおぼえていてほしいのです。 おかあさん、おとうさんから、たったひとつもらったきみたちの「いのち」。たくさんのひとたちがだいじにだいじにまもってきた「いのち」。これからそれをまもっていくのは、こんどはあなたたちです。まわりのひとたちももちろんそれをたすけるけれども、あなたたちじしんが、たったひとつのじぶんの「いのち」をだいじにまもっていくぞというけついを、ぜひ、してほしいのです。

  これからがっこうにいくと、きっとたのしいことがいっぱいあるでしょう。パソコンをつかったべんきょうとか、あなたたちのおかあさんやおとうさんたちのころにはできなかったような、あたらしいべんきょうもするかもしれません。あたらしいともだちもいっぱいできるでしょう。でも、もしかしたら、べんきょうがわからなくてイヤになってしまったり、いじめられてつらいおもいをしたりすることもあるかもしれません。いじめられてくるしくて、じぶんでじぶんの「いのち」をたってしまったちゅうがくせいもいました。かんたんにひとの「いのち」をうばってしまうようなひともいます。たくさんのひとの「いのち」がうしなわれるせんそうも、まだこのちきゅうじょうからなくなっていません。 あなたたちにおねがいしたいたったひとつのこと、それは、じぶんの「いのち」をけっしてそまつにしないでほしいということ。そして、じぶんだけでなく、ひとの「いのち」もだいじにしてほしいということです。

  あなたたちがこれからどんなしょうがくせいになって、そして、どんなおとなになるかとてもたのしみです。 どうかでんきで!そして、げんきなすがたをときどきでいいから、ほいくえんにもみせてください。
 そつえん、ほんとうにおめでとうございます。

へいせい16ねん3がつ20か

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