■『さくら“いなかの家おとまり保育”』の様子です

2001.10.11〜12

  やっぱり今回も神様はさくら組の味方でした!前日あれだけの悪天候にもかかわらず、おとまり保育当日は最高のお天気に恵まれました。さくらさんの日頃の行いがよほど神様のお気に召すようです。
  子ども達のだぁーい好きなおとまり保育は、やっぱり今回も楽しい!!子ども達のいろんな場面での笑顔 に出会うたびに嬉しくなって、また一歩子ども達との距離が近づいたように思います。全員が元気で参加できた事が何よりの喜びです。

  10月11日(木曜日) 

いなかの家へいざ出発!!
 今回のおとまり保育では、いつものようにバスではなく、電車と路線バスを使っての移動となります。

                  

  前回の古峰神社でのおとまり保育の時に園長先生から頂いたお財布を首からさげると、思わず口元がニヤリと微笑みます。自分でお金をお財布から出して、キップを買ったりバスの運賃を払ったりするんですもの“大人になった気分”ですよね。私(担任)だって幼い頃お金を入れてもらったお財布を握り締めて、母に頼まれた買い物をした時、すごく自分が大きくなったような気がしたものです。思い出してみて下さい。お父さんお母さん方にだってそんな時代があったハズです。あの時のドキドキワクワクを今、子ども達が経験しているんです。

               

   「お財布にいっぱいお金が入っているけど、キップはこの銀色のお金ひとつだけを使います。」と言うと「知ってる!それ100円って言うんだよね。」「そう!これでジュースとかアイス買った事あるもんね!」と嬉しそうに100円玉を握りしめ、券売機で1人ずつキップを買って電車に乗りました。鹿沼駅からの路線バスの旅もなかなかでした。しりとりゲームも始まって、和やかにバスはいなかの家を目指して走って行きました。

■大収穫!!さつまいも堀り
 
いなかの家につくやいなや「あぁーハラへった〜!」なんて声があちらこちらから聞こえ、さっそくお昼となりました。お母さんの愛情弁当といなかの美味しいお味噌を使った具沢山の味噌汁でエネルギー満タン!エンジン全開でいもほりへ出発です。

  いなかの家の周辺は、みんなで何度も何度も歩いた道。さくら組になるとさすがに道を覚えていて歩くではなく走る!!と思うと「あっ!かまきり!」「こおろぎだ!」「バッタつかまえたー」と急ブレーキをかけることもしばしばです。

              

 小嶋さんのお宅に到着し、早速さつまいもほりのスタートです。手を真っ黒にして、さつま芋を掘り出した時の嬉しそうな顔。「やったー!おいもてれたー!」「こんなに大きいのとれたよ!」「あっ!まだここにもあった。」と畑のあちらこちらで大歓声!スーパー袋いっぱいにとる子もいれば形の良い物ばかりを選んでる子もいたり・・。昨日の雨で土もちょうど手頃なやわらかさでした。
  土の感触と食物の収穫・・またまた大切な体験を1ついた子ども達でした。

                           

■竹トンボ&竹笛作り 
  いもほりのあと、『青竹の会』4人の方々の指導してくれ、竹トンボと竹笛作りをしました。子ども達は青竹の会の方々のお話に真剣に耳を傾け、用意してくださった竹とんぼの羽に丁寧に紙やすりをかけたり、マジックで思い思いに着色していきます。

             

 どの子もすごい集中力でした。夢中になっている子ども達の顔もまたとてもいいものです。子ども達にとってはおじいちゃん≠フ青竹の会の方に教えていただいた竹トンボと竹笛・・。昔ながらの玩具を伝承してもらえる子ども達は本当に幸せです。おじいちゃん≠ニ       まご≠フ交流はほのぼのとして、実にいい光景でした。できあがった竹トンボと竹笛で子ども達は飽きもせず、本当によく遊びました。

             
 

   また、特別大サービスで青竹の会の方が手品とハーモニカ演奏を披露して下さいました。手品の腕前のさることながら。秋の自然の中で聞き、共に歌ったハーモニカの演奏会はとても素敵でした。

 

■そして

 さて、今度は探検隊にに変身です。美味しいおやつもそこそこに子ども達は遊び回りたくって仕方が無い様子です。それではと「お散歩に出掛けます。」と言うと「やったー!!」「どこに行くの?」「よし!さくら組探検隊出発だー!!」と走り出す・・早い事早い事・・。

 まず始めに裏山の神社にお参りです。108段ある階段をグングンと一気にのぼる子ども達。1回ではあきたらず、2回余裕で登ってしまいました。さすがつるたの子です。

             

 途中でこおろぎやバッタ、トンボ等を捕まえながら歩いて草原へ移動。そこでは追っかけっこをしたり、草のベットを作ったりして、夕焼けとさよならするまで遊びました。「さぁ。帰ろうか」と声をかけると「えーっ!やだ〜!!」と子ども達。まったく疲れ知らずで遊んでいました。

             
 いなかの家に帰り待っていたのは温かいお風呂と美味しい夕食。お風呂に入ってさっぱりした後は美味しいカレーライスとサラダをどの子も良く食べました。
 寝る前には宮沢賢治の『どんぐりと山猫』のお話を聞きました。難しいお話をとってもよく聞いた子ども達。聞く力もついたんだなぁーと感心しました。


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