「あと何日かなー」とカレンダーを見ながら楽しみにしていた“おとまり保育”。みんな朝からパワー全開でした。もも組さんに「いいでしょう。今日おとまり保育に行くんだー」と笑顔いっぱいで出発しました。バスに乗ると「先生。包丁の練習してきたよ!」「アイス何にしようかなぁー?」「ジャンボ滑り台一緒に滑ろうね。」等と楽しいそして頼もしい話で盛り上がったり、みんなで好きな歌を歌いながらいなかを目指します。
9月27日(木曜日)
■お買い物 まず最初は
夕飯の食材を買いにスーパーに立ち寄りました。そこで園長先生と合流し、お買い物の始まりです。前もって相談して決めた1グループ2種類の品物を担当の保育士と買うのです。「かごは僕が持つからね」「みんなーこっちだよ」「ふりかけはどれにしようかなぁー」とグループのお友達と話し合いながら決めていました。袋に入れる時も「僕が袋持つから入れてね」とみんなでやろうとする気持ちが見られました。その後自分で好きなアイスを各自選び、それを大切に持ってジャンボすべり台に出発です。
■ジャンボすべり台にて バスから降りると自然に走り出して行く子ども達。先ほど買ったアイスをあっという間に食べ終え、楽しみにしていたジャンボすべり台に挑戦です。「これからさつまいも堀に行くので、一回だけ滑ろう!」と登りました。ところが急坂にあるアスレチックもスイスイと力強く登ってしまううめ組の子ども達。あまりにも登る滑るのスピードが速い為に、4回も滑る子もいました。ダンボールを持っていて、思うように登れない子に「ダンボール持ってあげるね」と一緒に登っていた子が持ってあげました。そんなさりげない優しさに感動しました。
■さつまいも掘り
楽しかったジャンボすべり台を後にしていつもおもちつき等でお世話になっている粟野町の小嶋さんの畑で“さつま芋”掘りをさせていただきました。靴を長靴に履き替えてさつまいも掘りの始まりです。掘りたくてもどこを掘っていいのか分からない子もいたので「このつるの所を掘るんだよ!」と声をかけると5.6人が寄ってきて、「あった!あった!」とみんなで掘りあげていました。「みてみて」とチビいも、デブいもを手に持って見せてくれます。土の中にはいろいろな物がいます。掘っていくうちにミミズを発見した男の子「みてみて!」と手に握りしめたミミズを見せてくれました。
小嶋さん宅を後にした子ども達、いなかの家へ向かう道すがら、栗の木を見つけ栗拾いが始まりました。
両手両足を上手に使い栗の実をたくさんとりました。まさに秋の味覚満載という感じの子ども達です。
■昼食〜裏山の神社へ散歩
いなかの家に到着後、まず最初にお地蔵様にお祈りしました。「うめ組のみんなが怪我をしないで元気に遊べますように・・・」その後、お母さんの愛情たっぷり美味しいお弁当といなかの家特製具沢山のお味噌汁をいただきました。
食べ終わると、沢水で水遊びをしたり、トンボ取りをしたりと思い思いに遊び始めています。トンボ取りでは人差し指をグルグル回しながら集中している子、自分の帽子を振り回して取ろうとする子などいくら時間があっても足りない様子でした。
園長先生から「みんな100段の階段をのぼりに行こう!」と声がかかり、近くの小学校の裏山に出発です。うっそうとした木々の中に真っ赤な鳥居が見えてきました。「トトロがいるかな〜?」と問いかけると「竹がいっぱいだからかぐや姫がいるよ!」と返ってきました。長い階段を「1・2・3・4・・・」とみんなで数えながらのぼっていきます。子ども達はいつの間にか90〜100も数を数えられるようになっていました。頂上にあった神社は木立に囲まれて薄暗くとっても気持ちよかったです。
■ホットケーキ作り
おなかも空いたところで、おやつのホットケーキを自分達で作ります。エプロン、三角巾を身に付けて始まりです。先生方から説明を受け、グループごとにわかれてトッピング用の果物を包丁で切ります。「左の手で押さえるんだよね」「手をまるくするんだよね」等、家での練習の成果が出ている様子でした。みんな上手に切れていたのはビックリです。切り終わるとホットプレートにおたまを使って溶いた粉を流し込みました。「まだ?」と、焼けあがるのが待ち遠しいらしく何度も何度も覗き込んでいました。焼きあがると、そこにトッピング(サクランボ・ミカン・バナナ・キウイ・パイナップル・チョコ・生クリーム)を飾りつけ、いつものホットケーキの何十倍も美味しいホットケーキを満足そうに頬張っていました。
■お風呂〜夜・・・
みんなでお風呂に入るのもおとまり保育ならではの楽しみの一つです。お風呂場からは子ども達の笑い声や歌が聞こえてきてとても楽しそうです。
夕飯は子ども達の大好きなカレーライスです。その後、お父さんやお母さんに知らせる為に、今日の楽しかったことをハガキに描きました。
そして、夜のお散歩にも行きました。いなかの夜は本当に真っ暗です。まわりでは秋の虫の音が聞こえてきます。仲間といる安心感からでしょうか、だれも怖がる子がいなかったは意外でした。月を見ながら「♪でた でた 月がー」と歌ったりして、楽しい時間を過ごしました。
いなかの家に帰り寝る時間です。寝る時間もみんなと一緒。とても嬉しそうでした。泣く子なんて誰もいません。いっぱい遊んだのでみんなぐっすりと眠っていました。
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