■さくら組“おとまり保育”の様子です

いなかの家

 

2日目(3月6日 木曜日)

★2日目

 3日目の天気が悪くなりそうなので、2日目に理事長先生の実家へ行くことになった。朝、着替えを済ませると、出掛ける準備として水筒に水を入れ、おやつとジュースを一緒にリュックサックの中に詰め込んだ。もう、この年齢になると理解が早く、すぐにできる子がほとんどであった。朝食は納豆ご飯、ふりかけご飯と好きなものをおかわりをしてよく食べていた。「米ひとつぶ涙ひとつぶだ。」と園長先生の話があり、みんな米一粒も残さずきれいに食べた。

次はおみやげの炭です。理事長先生の焼いた炭をひとりひとりのかごに入れる。「この炭はお部屋やトイレなどに置くと空気をきれいにし、人間の体も健康になり長生きするんですよ。」の説明があり、うなづきながら聞き入っていた。

 

★理事長先生の実家への道のり

 予定通り9時にいなかの家に出発して、理事長先生の実家を目指し歩き始めた。意気揚々!田んぼのあぜ道を通り、時には畑をかけ抜けたり、そして川の流れを聞きながらと、片道4kmの道のり車で通り過ぎればあっという間の道のりですが、子ども達はあっちに寄り、こっちに寄りと楽しい発見をしながら行った。1時間30分位かかりました。いつもの年長児よりがんばって歩いていたように思います。弱音を吐く子もいませんでした。省市先生を先頭に1列になり、隊長ごっこでもしているかのようでした。寒くなく、風もなく、とても穏やかな日。そして、かげろうが見られた。かげろうの説明をしても分からない様子だった。ひょうたんを見つけた男の子。土手からすべり降り抱きかかえた。「ボク、家に帰ったら色を塗るんだ。」とうれしそう。ずっと抱きかかえて歩いていた。

 途中、からすがたくさんいた。「ここは、カラスの町だよ。」すると、2羽が飛び立つ。「あれ、愛し合っているんだね。」「あれがお父さんで、あれがお母さんかなぁ。」と会話がはずんでいるうちに、今度は牛小屋から牛が顔を出してきた。「うしさん、こんにちは。」「うしさんモー。」「ワー、くさい。」と通り過ぎた。「園長先生、おやつ食べたいです。」と訴える子ども達。「まだ、もう少しです。」と我慢しながら歩いていると、園長先生がいい場所を見つけてくれた。川辺に一列に座り食べる。透き通った川の水を眺めながら、とても気持ちよくすがすがしい感じである。「あの大きな石はさめがやってくる所だ。」「あの石は飛行機。」「あれはかばの背中だよ。」とバナナ、せんべいを食べながら、いろいろ想像して楽しんでいた。

★理事長先生の実家に到着

 途中、子犬に出会い付いてきてしまい大騒ぎになる。「帰れるかなぁ。」「みんなかまうから帰れないんだよ。」「やめようよ。」裏山につく頃には犬もいなくなっていた。理事長先生が作った神様に「元気な小学生になれますように・・・・・」とお祈りした。大きな木で木登りをする。原っぱでは、だるまさんがころんだや鬼ごっこ、それぞれに遊びを見つけ出しては楽しんでいるうちに、焼きそばをのせた理事長先生の車が到着。すぐに集合して食べ始めた。帰りはおいしい井戸水をみなさんに飲ませたいと言うことで、理事長先生の実家へ行き飲ませてもらう。

 

 

 

 

 

 

 

 

次は60cm位の幅の板の橋を渡る。怖いと言う子もいない。スムーズに全員渡り終えていた。川辺では川に石を投げたり、板を川に流し、石を投げ、板の流れを楽しんだりと、ここでも工夫して遊んでいる姿が見られた。本当に遊び上手な子ども達です。

★路線バスに乗って養鶏場へ

 養鶏場ではお兄さんが待っていた。「お兄さんいくつ?」早速年齢を聞いている。「31歳。」「ワー、わかい!」と会話が弾んだ。「あのにわとり怪我している。」「血が出ているよ。」「どっちが男で、どっちが女なのかなぁ。」と興味津々だった。にわとりもけんかをする。だから怪我をしてしまったこと。茶色がメスで、白色がオス。そして「にわとりは飛べますか?」の質問に返答がない。「夜は天井の柱まで飛びあがるんですよ。」と教えてもらう。鶏見学です。「大きな声を出さない。」「さわらない。」の約束で見学する。「コッコ、コッコ。」「あそこに卵が産まれたよ。」そして、鶏の前でなぜかサルのまねをしている男の子。ひとりずつ鶏を抱っこする。「今日はこのにわとりおこっていますよ。」口ばしでお兄さんの指をかじっていた。そんなことを聞いてみていると怖いと思っている子はますます怖がってしまいそう。でも、いやがる子も全員、鶏を抱いて、写真撮影を済ませた。全員10個入りパックの袋を手に持ちいなかの家に戻った。

★2日目の夜

 かに玉丼です。子ども達は丼が大好物。おかわりをしてよく食べていた。「今日、ポケモンやるんだ。」「せんせい、見ていいですか?」との希望がある。「探検したい子」「行きたくない子」と聞くが、圧倒的に探検したい子が多い。結局、雨になってしまい行けなくなってしまう。はがき描きと絵日記描きをする。2日目は鶏をつかまえたことが一番印象に残ったようでした。絵はがきはなんといってもジャンボすべり台がほとんどでした。子ども達は常に7時が頭の中にあったらしく、茶の間に保育士が何も言わなくても集合しテレビを見入っていた。就寝はたくさん歩き、そして山登りもしたので、8時に寝ることにした。2日目の夜もあっという間に眠りに入っていた。

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