■うめ組“おとまり保育”の様子です

いなかの家

 

 

うめ組の子ども達は、大好きなお友達と一緒にお泊りできることをずっとずっと楽しみにしていました。前回ののおとまり保育とは違ったのいなかを体験してきた子ども達の様子をお知らせしたいと思います。

1日目(2月27日 木曜日)

★城山公園〜ジャンボすべり台〜

 ワクワクドキドキで保育園を出発した元気いっぱいのうめ組号。39名全員出席で、とてもうれしい出発となりました。自信と期待を胸に、とても生き生きした表情の子ども達を見ているだけでも幸せな気持ちになりました。大興奮の子ども達を乗せたバスは、粟野町の松岡堂へ着き、自分の好きなだんごを選びました。人気の味を順に並べると、みたらし、いそべ、こしあん、つぶあん、ごまで、なんとみたらし団子は30人もいました。お店の方も驚いていました。ジャンボすべり台の下でタングロンと一緒に食べました。

空は快晴、空気はおいしく絶好のジャンボすべり台日和。ぐんぐん登ってすべるすべる。なんと、優しいAちゃんはBちゃんのダンボールを持ってあげたり、声をかけてあげたりと優しさを発揮していました。前回は1人で滑るのが怖かった子も、先頭集団で楽しんでいるではありませんか!頼もしい姿に見とれてしまいました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 隣の山の頂上を目指して、出発です。ジャンボすべり台よりももっともっと高い山なのに10分もかからずに登ってしまった子ども達。体力がついているのですね。頂上に着いてホッとした子ども達は座って眺めていたり、「ヤッホー」「オーイ」と叫んでみたり、思い思いの時間を過ごしたり、飴を食べたり、写真を撮り、晴天ですんだ空気をたくさん吸いました。気分一新でバスに乗り、いなかの家に向かいました。

★川であそんだよ!

 いなかの家に向かう途中にある粟野町総合運動公園の隣の川で遊ぶことになりました。そこには、きれいな石がたくさんあって、子ども達を夢中にさせてくれました。まんまるの石、三角の石、しま模様の石、ピカピカ光っている石など・・・・・見れば見るほど色々なものに見えてくるのです。「恐竜の卵だよ。」「おにぎりみたい。」「ボクの宝物なんだ。」と大切に持っていました。川に石を投げ水しぶきが上がるたびに歓声を上げ、楽しんでいる姿も見られました。水もきれいで、天気もよくぽかぽか陽気でずっと遊んでいたい気分になりました。

★いなかの家に着いたよ

 いなかの家に着くとすぐに探索し始めた子ども達。ある女の子が「ひさしぶりだから、ちょっと見てこよう!」ですって。そして、おじぞう様に「2日間みんなが元気に過ごせますように。」とお願いをして、昼食となりました。お母さんの作ってくれたお弁当と、味噌汁、牛乳をもくもくとたくさん食べました。本当に暖かくて、とっても気持ちがよくうれしそうな子ども達を見ているとなぜかワクワクした気持ちになりました。その後は、木車や鬼ごっこ、木登りをして遊びました。自然の中で遊ぶこともとっても上手になった子ども達は、友達と一緒に木の切れ端でごっこ遊びをしたり、木車はトラブルもなく仲良く遊ぶことができるようになりました。

★にわとりを抱いたよ

 太田養鶏場を見学させて頂きました。何百羽の鶏を前に少しびっくりした表情の子や、興奮して走って見に行く子、ずっと見つめている子など様々な姿が見られました。A君は、鶏の鳴き声を聞いて、「むずかしいなぁ・・・・・。」と言っていました。コケコッコーではなく、聞けば聞くほど違って聞こえました。バサバサと羽を動かす姿を見て「わぁーみんなが飛んでいきそう。」とBちゃん、鶏の足の爪を見て「つのがはえてるよ。」とC君。5,6人が真剣な表情で話をしているので近寄ってみると、2羽の鶏が座って動かないのは何故だろうということでした。「休んでいるんじゃないの?」「卵を産んでいるんだよ。」「もう生んで温めているんだよ。」「あっ、卵が見えたよ。」「どれ・・・本当だ。」(本当は見えていない)とおおきくなったなと見とれてしまいました。そして、鶏を抱かせてくれることになり、嫌がっていた子も全員抱きました。感想は「気持ちよかった」「あったかかった」「かわいかった」「おなかの中に卵が入っていた」と、驚きながらも良い体験ができたと思います。卵を1パックずつ頂き、いなかの家まで持って帰る途中の帰り道、卵の中には何が入っているかと言う会話になり、「レンジでチン、すればヒヨコが産まれるんじゃない。」「おなべの方がいいよ。」「割れたら卵(生卵)になっちゃうから、気をつけて。」「ひよこになったらどうしよう?」「家ではダメってママが言ってたから・・・」「10ぴきも産まれちゃうよ。」「おともだちにあげよう。」かわいいなぁとほほえましい会話でした。

★ホクホクおやつ・いなかの家って楽しいところがいっぱい

 手洗い・うがいを済ませたら、ホクホクうれしい大学いもとホッとカルピスのおやつです。みんな「おかわり!」と言いながら、お皿に盛ってある大学いもを何回も何回も食べていました。片手にはたっぷりついであるホッとカルピスを持って。そして、大学いもとホッとカルピスが終わると次はおみかんです。手の指先を使って、みんな上手にむいて食べていました。子ども達は、徐々にペースを早めて、我先にといなかの家の前へと「ごちそうさま」を言ってから走っていきます。遊びたくてうずうずしていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 いなかの家の前の畑へ水を汲んでいって泥団子作りをする子、木登りやゲームをして遊んでいる子、家のすぐ前の石塀を降りたり上ったりしている子、それぞれがひとつの遊びに集中して楽しんでいました。泥団子では、みんなで「この土を使うとピカピカなのが出来るからやってごらん。」とコミュニケーションをとりながら遊んでいたり、木登りでは途中までしか行けないと何度も何度も挑戦して「最後まで」とがんばっている姿もありました。

★いなかの家の裏山をみんなで登りました。

 のの様に「行ってきます」をして裏山へ出発。子ども達も鼻歌を鳴らしながら、一歩一歩しっかりした足元で登っていきました。手で木の枝をつかみ足では地面を踏みしめながら歩いていきました(それなので、足元が少しふらついてもしっかりと2本の手で木をつかんでいるから安心なんですよ)。頂上までつくと、今度は降りていくのですがこれが子ども達の挑戦。傾斜のある山を上からお尻を着いて座った姿勢で降りてくるのです。土がおなかに入らないように、しっかりトレーナとスモックをズボンの中に入れてスタートです。保育士が早くなりすぎないように一緒に滑りながら降りていきました。「いなかの家のジャンボすべり台。」と言いながら、楽しんで滑っている子もいました。そして、地面へ着くと泥んこのお尻と手をぽんぽんと2.3度はらって、バーべキュー小屋のちょうど後ろあたりから出てきました。いつもの生活では経験できないことが体験できるいなかの家は、力がいっぱいですね。

★みんなではいるお風呂って楽しいよね

 泥んこになった後は、温かいお風呂で汚れを落とします。この間は順番で入っていくので、外で遊んでいる子と、おふろに入っている子に分かれました。「早くおふろに入りたい!」と思う心で子ども達は少し迷っていた時でした。全身を真っ黒にして泥団子を作っていたり、木登りをしたりしながらお風呂の順番を待つのですが、名前を呼ばれると走って家まで行きます。そして、お風呂の用意を持って園長先生の待っているお風呂へと走っていきます。「1.2.3・・・・100」大きくてとっても楽しそうな声が「100」までになると、ひとりづつ湯船からあがり体を拭いてもらってから着替えを1人で済ませて、部屋の中でブロックや折り紙、お絵かきやごっこ遊びなどをして遊びました。お部屋の中でブロックなどの好きな遊びをしながらある子がお友達と「また、お風呂はいりたいよな。」と話していました。やっぱり「みんなで」というのは楽しいのですね。

★大好きなお父さんお母さんへ、心のこもった葉書を書きました

 部屋の中で好きな遊びを終えて片づけを済ませてからは、用意しておいた製作のプリントをやりました。はさみとのりで切り貼りをし、その後は色鉛筆で色を染めていきました。園で今までやってきたせいなのか、はさみとのりと使い方がとてもうまくなってきていますね。のりも今までは指全体に付けてしまっていたのが、指の先だけに付けてのばせるようになり、加減が出来るようになってきました。そのプリントが終わると、次は楽しかったことを思い出しながら、葉書に絵を描いていきました。お友達の真似をすることなく、自分の楽しかったことを思い出し、集中して丁寧に色鉛筆で描いていきました。「あっ、この色違う。」とつぶやきながら描いていた子もいました。みんな今の感動を一生懸命にお父さんお母さんへ伝えようとしていました。そして、保育しに持ってきて何を描いたのか説明している顔には、真剣さと今日一日の達成感が見えてように思いました。

★たくさん食べたカレーライス

 手洗いを済ませると、カレーライスが並んでいる机の前へ急いで座りました。「まだ食べちゃだめ?」と言いながら、いただきますをするのを今か今かとみんな待っていました。そして、「おいしいカレーライス、いただきます。」のあいさつで一斉に食べ始めました。楽しく会話を弾ませながら、カレーライスのペースも早くなり、次々と「おかわり」の声が聞こえ始めました。今日の山登りと泥団子のことなどを話している子やテレビ番組のヒーローの話をしている子、いつもの夕食とは違った雰囲気での楽しい食事、大好きなお友達との食事、いなかの家での食事。きっとどれもが子ども達の心にうきうき感を与えているんだと思います。子ども達のあの食欲と、お話をする楽しそうな声、口から次々と飛び出すお話。どれからもあふれてくるようです、楽しさと満足感が・・・。

★いなかの家の夜の空は、とてもすてきなプラネタリウム

 ジャンバーを着て、帽子をかぶると、夜の探検へ出発です。外へ出ると、みんなを待っていたのはお化けではなく、ピカピカ輝くお星様でした。真っ黒な空に黄色く輝くお星様が何百個も光っていて、今にも落ちてきそうなくらいでした。いなかの家での冬の名物にもなるくらいです。子ども達も「わーすごい、たくさん。」と言いながら、空にある星を眺めていました。そして、お友達と手をつないで探検の始まりです。お星様が見守る中、坂を下っていき畑を一周して帰っていきました。探検中にある子が「おばけなんていないもんね。」とお友達に尋ねるように話をしているのを、他の子が聞いて「いないよ、いない、いない。」と少し怖がるように答えていました。少しづつ自分の意思でコントロールしようとしていっていますね。

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